うつ病はストレスが原因の病気か？
うつ病は現代病といっても過言ではないほど、近年、増加している精神疾患です。主に学校や職場でのストレスが原因となっている方が多いようです。あるいは、家族関係に問題がある人は、家庭でのストレスが原因となります。うつ病は精神面が原因で引き起こされる病気です。それが身体の機能にも影響してきます。
一言にストレスといっても、いろいろあると思います。職場では上司や先輩、同僚からのストレスが主な原因ですが、仕事上、顧客とも接する機会があると思います。外部の人間との接触がストレスになる人もいます。学校では、いじめがあったりと悪質なケースもあります。しかし、学校の場合は長くても数年で卒業するので、それとともに開放されるケースが多いです。うつ病のような精神疾患とストレスは密接な関係にあるといえます。
うつ病から開放されるために
うつ病から開放されるためには、やはりストレスをなくすことが一番手っ取り早いかもしれません。しかし、ストレスをなくすというのは、現実的に難しいという方が多いです。職場を変えるのは、年齢的に難しい。学校を転向するのも難しいと思います。
ストレスを感じるかどうかは、本人の性格も影響しています。気を使う真面目な人は、ストレスを感じやすいようです。うつ病になるのもそういった性格の人が多いといいます。真面目で几帳面な性格というのは、精神的に負担が大きいようです。性格を変えるのは難しいので、考え方を少し変えてみるというのは、有効だと思います。うつ病の人向けに書かれた書籍でも、読むだけで気が楽になるような内容のものもありますし、鬱病改善のセミナーなどでも、良いものはあります。考え方一つ変えるだけで、うつ病から開放されることもあります。
うつ病と薬について
うつ病の治療には、飲み薬が処方されます。抗精神薬と呼ばれるものです。うつ状態を改善したり、緊張をほぐしたりする薬です。なかなか寝付けないという人には、睡眠薬や睡眠導入剤などが処方されます。睡眠不足だと、仕事や学業に影響してくるので、ストレスも感じやすく、うつ病にはよくないです。
しかし、便利なお薬にも副作用というものがあります。眠気をもうよおしたり、眩暈、吐き気、肝機能の低下などの副作用があるのです。特に肝機能障害は、自覚症状がほとんどないので、本人も気づかなかったりします。肝機能の低下は、血液検査で判明します。うつ病の薬というのは、症状を緩和するだけで、根本的な治療にならないので、その点はよく考えて、お薬を飲む必要はあります。うつ病の症状がつらい場合は、一時的に薬で症状を緩和して、その他の方法で、うつ改善を目指すのがよいと思います。